スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2024年6月16日 (日)

Jリーグ 鹿島クラブ史上最年少出場記録(17歳3カ月)を徳田誉が25年ぶりに塗り替えるも、新潟に1-1のドロー町田に勝ち点2差

16日=県立カシマサッカースタジアム(観衆1万5499人) J1第18節が行われ、15日に横浜Fマリノスに勝利を収めて勝ち点を38に伸ばした町田を追う鹿島は、今季負けのないホームに新潟を迎えた。
 試合は前半43分、新潟の小見洋太にこぼれ球をヘディングで押し込まれて先制を許してしまう。しかし後半に入る際、藤井to也とチャヴリッチを投入して試合を動かす。するとわずか5分後、交代のマークに戸惑う新潟の間隙をついてその藤井が個人技で左サイドからドリブル突破。エリア手前から右足でシュートを放って早くも同点とした。
 しかし時間の経過とともに、ともに天皇杯を挟むなど連戦の疲れもあり鹿島は勢いに乗れなかった新潟に追加点を奪えず1-1で終了。勝ち点2をこぼした形で町田に(勝ち点38)勝ち点2差を許して2位となった。
 なおこの試合の終了間際に、トップチームへの昇格が内定している「2種登録」のFW、17歳の徳田誉がJリーグにデビューし(17歳3か月29日)、鹿島での最年少だった野沢拓也氏(17歳7か月30日)を抜いてクラブ史上最年少出場記録を25年ぶりに更新した。

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2024年6月16日 (日)

93年Jリーグ開幕でハットトリックを決めたジーコの伝説のシーンがカシマスタジアムの壁画に「献身 誠実 尊重」のスピリットも 制作はエスコンのダルビッシュ、大谷の肖像でも話題の「OVER ALLs」

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©KASHIMA ANTLERS

16日=県立カシマサッカースタジアム 午後6時からの新潟戦を前に、1994年の現役引退から(6月15日、磐田戦)30年の節目を迎えたクラブアドバイザー・ジーコを称え、スタジアム3番ゲート階段横の壁にJリーグ開幕戦(対名古屋)で伝説のハットトリックを決めた際の写真(撮影・クラブオフィシャルフォトグラファー、櫻井由美氏)をモチーフにした壁画が完成、お披露目された。現在来日してJリーグを視察しているジーコも除幕式に出席し「これだけの壁画を描いてもらい、もの凄く嬉しいし感動的だ。このシーンからアントラーズもJリーグも世界に知られるようになった思い出深いシーンだ。(壁画にも描かれている)サポーターの皆さんには、ここを通ってスタジアムに入りながら私と歴史を思い、それを応援に繋げて頂ければさらに嬉しい」と、スペシャルゲストのアルシンド氏、ゲートに駆けつけたサポーターの声援を受けながら感慨深そうに、横18・7メートル、高さ7・2メートルと国内スタジアムでは最大級となる壁画を見つめた。壁画には、ジーコと鹿島の魂であり哲学「ジーコスピリット」=献身、誠実、尊重がポルトガル語で刻まれている。
 制作したのは、昨年オープンした北海道日本ハムのホーム「エスコンフィールドHOKKAIDO」でも大きな話題を集めたダルビッシュ、大谷翔平の壁面アートを描いた制作会社「株式会社OVER ALLs」。代表の赤澤岳人さんは除幕式で「色々な壁画を描いて来ましたが、新しいところとは違ってここは聖地。特別に責任重大でした。きょうは父の日で鹿島ファミリーにとって父のような存在のジーコさんの壁画を発表できたのも感激」と、ジーコを隣に緊張した様子で、壁画アートを12日かけて完成させたという山本氏は「ジーコさんの後ろで声援を送るサポーターの熱気、声が聞こえてくるような雰囲気を描くのに苦労しました」と、除幕を終えて最後のサインを入れた。

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2024年6月15日 (土)

Jリーグ 天皇杯でケガ人4人離脱の町田が中2日で横浜Fマリノスに逆転勝ちで首位堅持 横浜Mは今季2度目の連敗

15日=日産スタジアム Jリーグ第18節が各地で行われ、13位の(2試合分が未消化)横浜F・マリノスと首位・FC町田ゼルビアが対戦した。13日の天皇杯2回戦で筑波大にPK戦まで持ち込まれて敗れ、しかもケガで4人の離脱者が出てしまった緊急事態の町田と、同じく天皇杯で(対FC岐阜)PKまでもつれて勝利したマリノスと、ともに中2日で体力的には厳しいコンディションのチーム同士の対戦となった。
 前半14分、先発を全員入れ替えた町田は、12試合ぶりに先発した横浜MのFW・宮市亮に今季初ゴールを奪われ難しい展開で試合をスタート。しかし前半43分には、DF昌子源がゴール前のボールに合わせて同点ゴールを決め前半1-1で折り返す。後半、ボ―ルを積極的に奪うと12分には13日夜にパリ五輪を目指すU23代表のアメリカ遠征から帰国したばかり(MF平河悠もU23代表)のFW藤尾翔太が逆転ゴールを奪い、その4分後にはFKのチャンスにMF下田北斗が左足で直接決めて3-1と、コンディションもメンバー構成も厳しい中で町田が大きな逆転勝利をおさめて勝ち点3を積み上げた。
 一方、横浜Mは6月1日の鹿島戦(2―3)に続き敗退、今季2度目の連敗となった。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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