スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2022年12月 1日 (木)

スペイン、ルイス・エンリケ監督も公式会見 「日本とは非常に難しい試合になる。手強い選手たちだ」鎌田、久保、南野、遠藤、田中の名前をあげて警戒

スペイン代表のルイス・エンリケ監督(52)も、前日公式会見に臨み、日本について、「鎌田、久保、南野らのプレーがとても気に入っているし、遠藤、田中は起点になるプレーできる素晴らしい選手たちだ」と、具体的に名前をあげ、「日本には欧州のトップレベルのリーグでプレーしている選手が多くいる。ドイツにも、スペインでも何人かがプレーしている。彼らはダイナミックで、非常に手強い選手たちだ。先ず、私は日本の中盤が好きだし、非常に難しい試合になる」とし、昨年の東京五輪で対戦し準決勝で日本を下した際の試合を引き合いにした(五輪監督はルイス・デラ・フエンテ)。
 今回のチームにも、東京五輪に出場した ウナイ・シモン、カルロス・ソレース、パウ・トーレス、エリック・ガルシア、ペドリ、ダニ・オルモ、アセンシオと7人がおり、日本もオーバーエージを含めて12人が昨年の東京五輪メンバーだ。エンリケ監督も準決勝で延長後半まで(決勝ゴールアセンシオン)日本ともつれた試合を、W杯や日本のAマッチに加えビデオで見たという。
 スペインがグループリーグを首位通過した場合、準々決勝で同じブロックに入るG組首位のブラジルと対戦する可能性がある。これについて様々な報道がされているが、あえて2位を狙う可能性を問われると、監督は持っていたボールペンを何度も振りながら両手を広げ、「もしこの組の2試合ともが、0-0で終盤まで行き、日本とコスタリカがそれぞれゴールを決めた場合、我々もドイツも敗退する。そんな時に、あえて2位だなんて計算できると思うか?私たちは首位で通過したいしW杯に優勝するためには最高のチーム(ブラジル)を倒す必要がある。だいたい、ブラジルと対戦するから2位で抜ければ楽、という前に、3試合目の日本に勝たなければブラジルと対戦できないじゃないか」と、早口に、そして語気を強めて答えた。

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2022年11月30日 (水)

スペイン戦前日会見 「称賛も批判もサッカーの議論が嬉しい」30日の練習には遠藤、酒井も合流の見通し

ドーハ30日午後3時半=日本時間30日午後9時半 W杯グループリーグ最終戦となるスペイン戦を控え、日本代表の森保一監督とGK権田修一が公式会見に出席した。ケガ人の状況について聞かれ、「昨日の練習では外れた選手もいたが、(30日午後6時からの練習には)全員が練習はできる状態」と、左太もも裏に痛みがあるDF酒井宏樹と、右ひざ痛のMF遠藤航が合流するとした(注:ドーハ午後6時=日本時間1日0時に始まった練習では合流しなかった)あすの試合について、監督は、昨年の東京五輪準決勝で対戦して延長にもつれて敗れたスペイン戦を振り返り、「あの試合でスペインに敗れたのは私にとっても残念で悔しい試合だった。あの悔しさから成長を誓ってここにいる。今回の対戦で我々が喜べるような結果を目指したい」と話し、こうした状況でのw杯優勝経験国との対戦を「幸せで喜びを感じる」と笑みを浮かべた。国内での評価が二転三転するような状況にも「称賛も批判も含めて議論してもらえることを嬉しく思う」と答えていた。

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2022年11月30日 (水)

日本代表スペイン戦へ非公開練習 冨安健洋がドイツ戦以来合流 酒井宏樹、遠藤は別調整 「(スペインに勝って突破できるのは)最高の状況、ネガティブになる理由がない」板倉滉

ドーハ29日午後5時半=日本時間29日午後11時半 天候晴れ、気温26度、湿度74%  W杯グループステージ突破をかけて最終戦となるスペイン戦に臨む日本代表がトレーニングを行い、冒頭15分のみ公開した。24人がピッチに立ったが、前日、右ひざ痛で練習を休んだ遠藤航、酒井宏樹はこの日もジムで自転車をこぐなど別調整した。23日のドイツ戦で右ももの裏を痛めて以来、28日まで別メニューだった冨安健洋はスパイクを履き、ランニングやストレッチなど全体練習に参加した。試合はドーハ1日22時、日本時間2日の午前4時にキックオフ。練習後に取材に応じたDF・板倉滉は、昨年の東京五輪4強でスペインに敗れ3位決定戦に回った悔しさを、「あの悔しさを忘れずにやってきた。(スペインと対戦して突破できる状況を)またここで対戦できるのはいいストーリー。ここで借りを返したい」と、試合を待ち望んでいる様子だった。
 ここまでグループリーグ2試合が全て終了し、連勝で16強に進出したのは、フランス、ブラジルのW杯優勝経験国と、1966年に3位、06年に4強に入ったポルトガルの3カ国のみ。一方同じW杯優勝経験国では、日本が初戦で勝ったドイツ、サウジアラビアに敗れたアルゼンチン、ウルグアイが苦しんでおり、18年W杯で16強で日本を退けたベルギーも1勝1敗と最終戦に16強をかける。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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