スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2019年5月25日 (土)

日本代表・森保一監督、W杯目指すなでしこジャパン合宿をサプライズ訪問で激励

25日=千葉・秋津カッターフィールド 6月のW杯を目指して合宿中の女子日本代表「なでしこジャパン」を、日本代表・森保一監督(50)がサプライズ訪問し選手、高倉麻子(51)監督を激励した。2人はともに1968年生まれで同期会を行うなど、日頃の親交も厚い。23日にキリンチャレンジ、24日には南米選手権のメンバー発表を終えた森保監督は、この日もJリーグの視察があるなか「是非練習に行きたい」とわざわざ千葉まで足を運んだという。ちょうど1年前、ロシアW杯を目指す日本代表も同じ秋津で毎日トレーニングを積んでおり、「1年本当に早いですね。びっくりしてしまう」と、ハリルホジッチ監督の解任から西野朗監督のスタッフに入って臨んだ激動の毎日を思い出したようだ。選手には「最高の準備をし(長い日程には)厳しいこともあると思いますが、それを楽しむことを忘れないで下さい」と激励の言葉をかけていた。世界の頂点を取ったなでしこを心からリスペクトしている様子だった。
この日は男子大学生と練習を一緒に行うなど、海外勢のフィジカルを感覚的に思い出すためのトレーニングに。なでしこ特有の、声がよく出る練習をしていたが、別メニューの離脱者も日々変わり減少しないなど、コンディショニングの課題を出発までにどこまで国内で消化できるかがカギとなる。

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2019年5月24日 (金)

南米選手権日本代表発表 13人が代表初選出、久保建英、安部裕葵ら次代を担う選手主体

24日=JFAハウス(東京文京区)6月、日本が招待を受けているコパアメリカ(南米選手権=ブラジル開催、6月14日開幕)のメンバー23人が発表された。南米選手権は大陸王者を決定する10か国による大会で、今大会には日本とカタールがアジアから招待された。しかしFIFA(国際サッカー連盟)のIMD(国際マッチデー)ではないため代表側には拘束力はなく、クラブ側には派遣義務がない。また、この期間、U20世界選手権(23日開幕初戦エクアドルに引き分け)、五輪世代のトゥーロン国際、キリンチャレンジ、と4大会が重なって開催されており「日本代表」の招集は極めて困難な状況となり若手主体となった。GKの川島永嗣が36歳で最年長となり、FW岡崎慎司が33歳で続く。岡崎がAマッチ(代表戦)116試合で最多となり川島が88試合、柴崎34試合、その次に中島翔也8試合で、キリンチャレンジに選ばれている久保建英らを除き13人が初選出。キリンでデビューする可能性は高いものの、17人がまだAマッチ経験がない。年齢だけではなく、代表「キャリア年齢」もかつてない若さで、多くが南米選手権で日本代表に「デビュー」するというチャレンジングな布陣となった。また、大学生として9年ぶりに、上田綺世(法政大)が選ばれた。五輪世代、森保一監督は、「成長を求める大会になる。それでもチームとして勝ちにこだわってやっていく、勝利を目指し1試合でも多く、決勝トーナメント進出を目指す」と、経験プラス最高峰での勝負に舵を切った。11日に日本を出発し初戦はチリ(17日=サンパウロ)、ウルグアイ戦(20日=ポルトアレグレ)、エクアドル(24=ベロオリゾンテ)と対戦する。以下☆はキリンチャレンジにも選ばれたメンバー
GK☆川島永嗣(ストラスブール/フランス)小島亨介(大分トリニータ)☆大迫敬介(サンフレッチェ広島)
DF ☆植田直通(セルクル・ブルージュ/ベルギー)☆冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー) 杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
立田悠悟(清水エスパルス)原輝綺(サガン鳥栖)板倉滉(フローニンゲン/オランダ)岩田智輝(大分トリニータ)
菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)
MF ☆中山雄太(ズヴォレ/オランダ)☆柴崎岳(ヘタフェ/スペイン) 松本泰志(サンフレッチェ広島)☆中島翔哉(アル・ドゥハイル/カタール) 三好康児(横浜F・マリノス) 安部裕葵(鹿島アントラーズ)伊藤達哉(ハンブルガーSV/ドイツ)渡辺皓太(東京ヴェルディ)
☆久保建英(FC東京)
FW前田大然(松本山雅FC)上田綺世(法政大学)☆岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)

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2019年5月23日 (木)

17歳久保建英(FC東京)初のA代表選出「 キリンチャレンジメンバー発表ロシアW杯メンバー香川、大迫らも

23日=JFAハウス(東京都文京区) 6月5日(トリニダードトバコ、豊田スタジアム)、9日(エルサルバドル、ひとめぼれスタジアム宮城)に行われるキリンチャレンジカップ2019のメンバー27人が発表され、17歳(大会時は18歳)の久保建英(FC東京)が初代表に選出された。森保一監督は多めの27選手選出は、手元で多くを見たいとの意向。史上2番目若さ(最年少は清水の市川大祐の当時17歳322日)で日本代表に選ばれた久保について、「チームの中でも存在感を見せるプレーをしている。直近の2試合も得点を奪い、チームを勝たせる働きも見て招集させてもらった。(求めているのは)クラブと変わらず、攻撃に加わり、アクセント、変化となり緩急混ぜながらゴールに向い守備を崩せる選手として期待している。(代表戦では)国を背負って戦うことができる、そのクラブとは違って経験を活かしてさらなる成長をしてもらえればと思う。経験がある選手を飛びぬけて追い越しているわけではない、彼らの背中を見て学び、言葉で成長につなげて欲しい」と期待を寄せた。今大会はFIFA(国際サッカー連盟)IMD(インターナショナルマッチデー)としてクラブからのリリースが認められており、香川真司(ベシクタシュ)、長友佑都(ガラタサライ)、昌子源(トゥールーズ)、大迫勇也(ブレーメン)らロシアW杯の主力選手を招集することができた。6月のコパアメリカ(ブラジル)のメンバーは24日発表される。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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