スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2018年8月15日 (水)

Jリーグ 浦和・ファブリシオのハットトリック(今季J5回目)で磐田に勝利「ウルトラマンの力に憧れ」ゴール後スぺシウム光線ポーズ

15日=埼玉スタジアム(観衆33824人)Jリーグ第22節が各地で行われ、勝ち点28で並ぶ浦和(9位)と磐田(10位)が対戦、ともに浮上のきっかけを掴もうと立ち上がりから主導権を争った。前半は0-0で終了、後半立ち上がりから浦和が攻勢に出る。10分には、磐田GKのカミンスキーが弾いたボールを6試合目の出場となったFWファブリシオ(28=前ポルティモネンセSC)がダイレクトでゴール。先制点を奪ってチームを勢いに乗せた。6分後には、青木―武藤からのボールを今度は右足でシュートし、同点を狙った磐田の反撃を突き放す2点目をあげた。また試合終了間際には、DFラインの裏を狙ってヘディングでゴール。今季のJリーグで5回目、浦和レッズとして17回目の「ハットトリック」を達成し浦和は4-0と磐田を完封した。ファブリシオはゴール後、胸の前で腕をクロスさせる、ウルトラマンの必殺技「スぺシウム光線」を披露。モヒカンの髪型が似ていると友人に教えられたそうだ。試合後は「ウルトラマンの力に憧れる、ゴールを奪ってチームにもっと貢献したい」と嬉しそうに話した。今季これで5得点目、浦和は勝ち点を31とした。磐田の4失点は昇格した16年の神戸戦以来だった。

記事全文を読む

2018年8月 9日 (木)

東京五輪マラソン選考レース2年目が北海道から開始 最終選考会放送は男子TBS,女子NHK

9日=味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区) 2020年東京五輪陸上マラソンの選考会「MGCシリーズ2018~2019」のスタート会見が行われ、冒頭、尾縣貢専務理事が2019年9月15日(スタート時間は午前9時が見込まれる)に最終選考会(最終選考会で2名を代表選手に)として行われる「MGCグランドチャンピンオンシップ」の放映局を明らかにした。放映は男女のレースを別々に行い、男子はTBS、女子はNHKとなった。時差はあるがほぼ同時放映は異例。放映権の決定には、選定の基準を明確にした応募の形を取り、選定委員会を経て決定した、と尾縣氏は明かしたが詳細は公表されなかった。2年目を迎える選考会は、今月の北海道からスタートする。昨年は、MGCシリーズで男子は13名が最終選考会となるMGCへの出場資格を獲得し、女子は6名の出場資格者が決まった。2年目の今年、最終的には男子は少なくても30名、女子は最大20名の出場者を目標としている。また、瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーが、週刊文春での「セクハラ報道」について冒頭「多大なご迷惑、不快な思いをさせて申し訳ありませんでした」と謝罪したものの、厳重注意を行ったという日本陸連は事実関係については「(瀬古氏所属の)DeNAの報告のみで注意しようという話になった」と事務局長が説明するだけで専務理事は取材に応じなかった。

記事全文を読む

2018年8月 4日 (土)

陸上男子競歩50㌔の荒井ら東京五輪メダル獲得へ「給水ならぬ、’給氷’大作戦」暑熱対策実験合宿を公開 

4日=ナショナルトレーニングセンター(NTC、東京・北区) 2020年東京五輪で金メダルを狙う陸上期待の種目・男子競歩陣が、過酷なレース環境が予想される本番を想定し、暑熱対策のデータを収集する実験合宿を公開した。五輪と同じスタート時間午前7時(50㌔は6時)に合せて2000㍍を5本歩き、体温よりさらに詳細な体の内部の「深部体温」や、汗の成分、また、大きな個人差が出る水分補給の状況などを測定しながらデータを収集。スタートした27度から、約1時間の測定練習後には(午前8時)約32度まで上昇し、湿度も50%前後に。リオデジャネイロ五輪50㌔競歩銅メダリストで競歩界のエース、荒井広宙(ひろおき、30=自衛隊)は、直射日光のない屋根付きトラックでの周回での測定にも関わらず、競技中の心拍数が通常の155から160を超えた点を警戒し「(この環境でも)暑さのストレスで体に負担がかかっているのを実感した」と言う。本番は日陰がない分、一層厳しくなる。荒井は食事、日頃の水分補給、体調管理と「本当に小さな積み重ね、その差がオリンピックの勝敗を分けると思う」と、レース中、ラジエター代わりで体の冷却に効果のある「氷」を手に握って歩く「給水」ならぬ「給氷作戦」を考える。競歩の五輪代表は、来年のドーハ世界陸上のメダル獲得者で日本人最上位選手が内定する。荒井は「過酷と言われるがそれも楽しんでチャレンジしたい。地元で、厳しい条件に立ち向かう姿を見てもらいたい」と、五輪での実施は一先ず東京までと、存続が検討されている50㌔での金メダルを思い浮かべているようだった。

記事全文を読む

バックナンバー

スポーツを読み、語り、楽しむサイト THE STADIUM

増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

最新記事

スペシャルインタビュー「ロンドンで咲く-なでしこたちの挑戦」