スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2021年5月 5日 (水)

国際陸連 セバスチャン・コー会長(ロンドン五輪組織委員会会長)札幌で視察「自分が東京組織委員会の会長でなくて良かった(と思うほど今回が大変)」自身は3月、ロンドンでワクチン2回の接種終了

「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」を視察したWA(国際陸連)セバスチャン・コー(64)がレース後に会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大が続き、国民から批判を浴びる中で東京五輪・パラリンピックの開幕が迫っている難しい状況に「ご自身が組織委員会会長だったらどのように対応したか」と聞かれ、「(自分が)東京大会の組織委会長でなくて良かったと思う(ほど橋本会長は大変だと思う)」と答えた。自身も、2012年ロンドン五輪組織委員会会長だった経験について質問され、かつてない世界的な困難となっている新型コロナウイルスとの闘いの前線にいる組織委員会の橋本聖子会長に、「かつてお会いした時はスポーツ担当大臣だったが、今の会長はすばらしい。こんな大変なチャレンジはないと、(札幌でも)話した。歴史的にここまで困難な大会は過去になかった。世界陸連は全ての国の連盟でこの難しい仕事を支持しているし、選手も同様だとお伝えしたい。そして、コロナが収束した時、人々の何か希望になるものがあるとすれば、五輪でありたい」と、80日を切った五輪開催に日本の理解を求めた。会長自身は、ロンドンで年齢制限によってワクチン接種2回を終了している話した。

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2021年5月 5日 (水)

橋本聖子・組織委員会会長「大会が安心安全だと実証して頂いた」札幌のハーフマラソン現地視察でコメント

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長も、山下泰弘JOC(日本オリンピック委員会)会長らと視察に札幌入りした。レース後の取材では、「安心、安全」とのフレーズをいつも以上に繰り返し、地元への配慮を表した。
札幌市は新型コロナウイルス感染者が増え、5日中にも国にまん延防止等重点措置の適用を申請するとされる厳しい状況下に。大会実行委員会は事前に沿道での観戦自粛を呼びかける人員を770人にプラカードを持ってもらうなど、対応した。橋本会長は「約2700人の関係者、スタッフにご苦労いただき、大会が安心安全であると実証していただいた。選手には安心、安全な大会であると実感していただいたのではないかと思う。徹底した感染対策の上でどのように大会を開催できるかということは、マラソンのイベントということだけではなく、あらゆるイベント、経済活動を含めて非常に重要な位置づけだと感じていた」と、安心・安全最優先を繰り返した。
一昨年秋、暑さ対策を理由にIOCがWA(国際陸連)との話し合いで突如、何の準備もなかった札幌に移転先が決定。運営が広範囲に渡り、複雑なロードレースだけに、北海道出身の橋本会長は(当時五輪相)は事故などなく、スムーズに終えた運営に胸をなでおろしたように、関係者を盛んに労い、ボランティアにも頭を下げていた。五輪本番の観客数上限については、この日は答えなかった。

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2021年5月 5日 (水)

東京五輪テストイベント北海道・札幌マラソンフェスティバル2021混乱なく終了 一山麻緒ハーフ自己新で優勝 服部勇馬「自信になった」

5日=札幌 東京五輪のテストイベントとなる北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」(大通公園西4丁目スタート、東京五輪中間点ゴール、21・0975キロ、スタート時の気温11度)が強風のなか行われ、日本代表のうち、大迫傑(ナイキ)と、ケガで欠場した中村匠吾(富士通)を除く、補欠を含む男女代表7人が出場、本番を想定しそれぞれがコースの状態などをチェックした。女子は一山麻緒(ワコール)が自己新の1時間8分28秒で優勝、補欠の松田瑞生(ダイハツ)が4秒差の2位。ケガが続き本格的な復帰レースでもあった鈴木亜由子(日本郵政グループ)が1時間8分53秒で3位、前田穂南(天満屋)は直前に痛めた足が心配されたが1時間10分50秒(5位)でゴールした。男子は、8㌔過ぎに集団を抜けたヒラリー・キプコエチ(ケニア)が、1時間00分46秒で優勝。コースで北大内に入ると7つの小さなカーブがあり、「難所」をどう攻略するかがポイントとしてあげていた服部勇馬(トヨタ自動車、1時間02分59秒で24位)は、「集団で(コーナーを走る際)どうなるか、など確認もできた。1㌔3分05秒程度のペースで走っていても(体感が楽で)3分を切っていたり、走りやすく、自信になった」と、大きな手応えを口にした。日本人トップは1時間1分45秒で3位の木村慎(Honda)だった。大会には、海外4か国から男女計6選手が、出国前に新型コロナウイルスの検査で陰性を確認したて来日。入国時の検査後、チャーター便で札幌入りした。公共交通機関は使用禁止、ホテル、練習、コース以外には外出できず、食事も自室のみで摂る「バブル」方式で、IOC(国際オリンピック委員会)、組織委員会が設けた感染ガイド「プレイブック」に沿った運営で感染症対策が講じられた。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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