スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2019年7月19日 (金)

サッカー前・日本代表監督西野朗氏 タイ代表&五輪代表兼任監督に就任 「覚悟を持ってタイサッカーに入っていく」

19日=都内千代田区ホテル 2018年ロシアW杯日本代表監督としてW杯16強とした西野朗氏(64)が、タイ代表、同国U23代表の監督に就任し、タイサッカー協会のソムヨット会長との調印を行った。西野監督は「招聘を引き受けることにしましたことを報告します」と晴れやかな表情で話し、「非常にポテンシャルのあるサッカー界だと思う。覚悟を持ってタイサッカーに入って行く」と、64歳で他国の代表監督になるという新たな挑戦に意欲を見せた。ソムヨット会長も「昨年のW杯の日本代表のようにタイ代表を成長させて欲しい」と期待を寄せた。1か月の交渉でオファーを光栄としながら時間をかけた点について、代表監督を率いる重みを考えたという。「本当に光栄で、ピッチにまた戻れる。チームを率いる幸せ感というのは(指導者には)誰でもある。タイを東南アジアのリーダーとなるようチーム力をあげたい」と、9月からの22年W杯カタール大会二次予選に照準を絞る。今後はまずタイリーグの各クラブの監督、選手のもとに行き、「しっかり会って、話す」と、西野流コミュニケーションを優先。「時間がないのは慣れている」と、昨年W杯前1カ月で就任した昨年を引き合いにするユーモアを見せた。

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2019年7月17日 (水)

サッカー日本代表22年W杯2次予選はミャンマーからスタート「いよいよ始まる」森保監督 本田カンボジア、吉田シンガポール、西野タイと日本人’監督’4人参戦

17日=JFAハウス(日本サッカー協会、東京都・文京区) 2022年W杯カタール大会のアジア2次予選の組み合わせ抽選がAFC(アジアサッカー連盟)があるマレーシアのクアラルンプールで行われ、FIFA(国際サッカー連盟)ランキング28位の日本はF組に入り、モンゴル(FIFAランキング187位)、ミャンマー(同138位)、タジキスタン(120位)、キルギス(95位)との組み合わせが決定した。モンゴル、ミャンマー(ビルマ時代には対戦)とは初対戦となる。初戦は9月10日、ミャンマーとのアウェーで初戦スタートの予定(抽選終了後に決定)。A~H組8組の首位と2位の4カ国、計12か国で最終予選を戦う。またこの日、交渉中だったタイ代表監督に就任(U23代表監督兼任)した西野朗監督(64)率いるタイは、インドネシア、マレーシア、ベトナム、UAEのG組。シンガポール代表(吉田達磨監督=45)はイエメン、パレスチナ、ウズベキスタン、サウジアラビアのD組、実質的に代表の指揮を執る本田圭佑のカンボジアは香港、バーレーン、イラク、イランとC組に入るなど2次予選で日本人’監督’が4人揃う。
抽選直後、協会で囲み取材に応じた森保一監督(50)は、「相手どうこうとうより、いよいよカタールに向けた戦いが始まるんだなという気持。中央アジアと日本でのホーム戦など、環境が違う国での戦いをしっかり対策しながら戦いたい」と話した。昨年のW杯ロシア大会では、西野監督のもとコーチとして日本代表を16強に導いた。「(日本人監督同士の対戦について)今回の予選グループには入っていないが(直接対決はない)、最終予選に向けて勝ち上がってきてもらって、そこで対戦できるように。そうなればいいなぁと思います」と、最終予選をも見据えていた。


 

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2019年7月14日 (日)

内村航平 肩痛消え順調に回復中 親子運動会でコバチ披露「(東京五輪は)夢物語から、行けなくはない、叶えられる夢に」

 14日=東京・有明 体操男子で12、16年オリンピック2連覇の内村航平(30=リンガーハット)が、公募で選ばれた親子50組による「親子大運動会」のイベントにゲストで参加し、チームの一員として一緒に大玉転がしや、内村が初プロデュースした体操の動きを交えた障害物リレーに出場したほか、自身の強い希望で「鉄棒の風圧や音、高さといった迫力を感じて欲しい」と、鉄棒の実技披露も行った。
 演技の前には、日々のトレーンングで行う「ロープのぼり」を見せたり、手が小さいので女子用のプロテクターを愛用している秘密や、握力測定では「41・7キロ」と、同年代の男性の平均(47キロ)を下回る数値が明らかに。「鉄棒は指をひっかけているだけなので握っていない」と明かすなど、試合では触れる機会のない王者の「横顔」に、参加者は感激した様子だった。
 鉄棒の周囲を子どもたちや父兄に囲まれて得意のコバチを見せ2度失敗したが、「東京五輪で成功させます!」と誓い、大きな拍手を浴びた。 4月の全日本選手権では肩痛の悪化で予選落ちし、10月の世界選手権(ドイツ)の代表入りは果たせなかった。その後、さまざまな肩治療を行い、回復は順調だと笑顔を見せた。全日本では「東京五輪出場は夢物語」と落胆した様子だったが、この日は痛みが消えたため終始リラックスした余裕を感じさせ「(五輪は)いけなくはない、叶えられる夢になった」と、前進している実感を漂わせた。次戦は8~9月の全日本シニア選手権(福井)となる。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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