スポーツライター増島みどりのザ・スタジアム

2017年7月25日 (火)

J2長崎、観客水増しでリーグが制裁金300万円 「個別にコメントしないが、選手を鼓舞しチームを激励する声が増えて欲しい」村井チェアマン

25日=JFAハウス(東京・文京区)Jリーグ理事会が行われ、J2「V・ファーレン長崎」が2015シーズン開幕から今シーズン第6節までのホームゲーム46試合中45試合において入場者数を約2万人水増し発表した不正行為について、制裁金300万円を科すと決定した。Jリーグでは発足以来、正確な入場者数をクラブ経営、透明性の基盤とし、ファン1人1人への感謝を表すといった主な理由から実数発表を行い、規約の中にも盛り込まれている。長崎は足かけ3年の不正を行ったが、一方で今回の問題を自己申告し、上司のプレッシャーやルールの認識不足で起きた問題、と、特に水増しの背景となる圧力などはなかったとJリーグは判断。2010年大宮アルディージャが約11万人の水増しを意図的、組織として行った悪質な不正と比較すると軽い処分となった。また、上西小百合議員が浦和レッズサポーターを挑発するような発言を繰り返す件について、村井満チェアマンは「個人のSNSなどについて私たちがコメントするのは控えるが」と前置きし、「いい結果の時も悪い結果の時もある。選手を鼓舞し、チームを激励してくれるそういった声が増えてくれればいい」と話した。理事会では、ノエビアスタジアムを今シーズン終了後にハイブリッド芝(人工芝)に全面張り替えすることが決議された。

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2017年7月23日 (日)

100㍍桐生 ロンドン世界陸上100㍍代表を逃して1ケ月 今季4度目の10秒0台でV「弱いなら強くなればいいだけ」

23日=東京・代々木公園陸上競技場(織田フィールド) 関東学連が主催する「トワイライト・ゲームス」が行われ、6月の日本選手権では100㍍に4位と敗れ、ロンドン世界陸上100㍍代表の座を逃がした(400リレーメンバーに選出)桐生祥秀(21=東洋大4年)が1ケ月ぶりのレースに臨んだ。レースは1本のみで、追い風0・6㍍の好条件のなか、今季4度目の10秒0台となる10秒05をマーク。スタートからの加速で中盤ではトップに立ち、そのまま2位以下を振り切った。レース後、日本選手権に敗れた後1週間は練習もできず落ち込んだが、それでも2週間目からは早くも立ち直り「がっかりさせてしまった方々にいいレースを見せたい。走ることしかできない」と奮起。これまでになかった「がむしゃらさで」(桐生)を50㍍走70本、3時間半も走り続けるなどセオリーにはないトレーニングに自ら挑み、無心で走る原点を追求したという。昨年も今年も日本選手権で優勝できず号泣するなど、予選から複数レースを戦う大会や、強豪と並ぶレースで力を発揮できない。しかし「弱い部分があるならば強くすればいいだけ。3年後の東京を見とけよ、という気持ちでいる。(この日のレースは)ロンドンのリレーメンバーに選ばれるのにいいアピールになった」と強気を全面に出し、24日、20年東京五輪まで3年前となる前日に巻き返しに意欲を見せた。

 

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2017年7月15日 (土)

Jリーグワールドチャレンジ2017 ドルトムント19歳モルの2ゴール浦和に逆転勝ち ゲッツエも代謝異常から復帰

15日=埼玉スタジアム(5万8327人) Jリーグが初めて主催した「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」で浦和と、ブンデスリーグ強豪で香川真司が所属するボルシアドルトムントが対戦した。浦和は24分CKから興梠慎三のボレーで先制、前半にチャンスをものにできず1-0で後半に入った。後半、デンマーク出身でトルコ代表では「トルコのメッシ」と才能を絶賛される19歳のエムル・モルに31分、34分にゴールを決められ逆転された。終了5分前、遠藤航が再びCKからのボールをヘディングでゴールし苦しい中同点に追いついたものの、最後はシュルレにこぼれ球を決められて突き放された。ペトロビッチ監督は「浦和は結果を厳しく見られるが、きょうは決して悪くないし批判されるようなゲームではなかった。両チームともスペクタクルだった」と試合後、リーグ戦へつながる戦いに自信をのぞかせた。一方、ピーター・ボス監督は「チームが始動して1週間で、シーズン真っただ中の浦和に勝てて本当にうれしい。6万人のファンの前でプレーできたのも楽しかった」と、来月に迫るシーズン開幕に向けての準備に充実感を漂わせた。

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増島みどり プロフィール

1961年生まれ、学習院大からスポーツ紙記者を経て97年、フリーのスポーツライターに。サッカーW杯、夏・冬五輪など現地で取材する。
98年フランスW杯代表39人のインタビューをまとめた「6月の軌跡」(文芸春秋)でミズノスポーツライター賞受賞、「GK論」(講談社)、「彼女たちの42・195キロ」(文芸春秋)、「100年目のオリンピアンたち」(角川書店)、「中田英寿 IN HIS TIME」(光文社)、「名波浩 夢の中まで左足」(ベースボールマガジン社)等著作も多数

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